チクチク言葉とふわふわ言葉は、幼児や児童にもわかりやすいポスターを掲示して、言葉遣いの定着を図りましょう♪
子どもは「ダメ」と禁止すると、わざとダメなことをしたがるときがありますね。
チクチク言葉は、幼児なら先生や大人の気を引きたい、自分に興味を向けたいとき、児童ならふざけたり友達とケンカしたりしたときなどによく聞かれます。
先生は、ひとりと関わるだけでなく、たくさんの子供達のことをみなくてはなりませんよね。
ゆっくり話す必要があるときもありますが、子供と「ダメだよね」とポスターを確認して納得してもらえる場合もあるかもしれません。
今回は、そんなときに使えそうなポスター案を、幼児用と児童用に、それぞれご紹介していきます!
チクチク言葉とふわふわ言葉の掲示用ポスター案
たくさんの言葉を並べるよりも、パッと見てわかりやすいポスターなら、子供達の印象に残りやすいでしょう。
「チクチク言葉・ふわふわ言葉のポスター」というと、たくさんの言葉が一覧になっているものをイメージします。
それだと、遠くからは読めないですし、近くから見ても読もうとしないとただの掲示物でしかありません。
ただし、小学校の授業などで、みんなで出し合ったチクチク言葉とふわふわ言葉の一覧やカードがあれば、そのまま貼り出したいですね!
子供達が今の生活の中から考えたものですから、先生にとっても参考になりそうですよ。
子供達が出した言葉から、一番言われたくない言葉・言われてうれしい言葉をピックアップして、それをポスターにするのもよいでしょう。
幼稚園や保育園に通っている幼児向けのポスターでも、見てわかりやすいイラストや配色のものなら目をひきそうです。
道路標識などもそうですが、形や配色、簡単で読みやすいひと言で書かれていて、見れば誰もがわかりやすいようにされていますね。
チクチク言葉のポスターなら、黒やグレー、青っぽい沈んだ色合い、ふわふわ言葉のポスターならあたたかい色合いが使われていると、パッと見てもわかりやすいですね。
それでは、ポスターを作るときのポイントをお伝えしていきます♪
チクチク言葉とふわふわ言葉の掲示ポスターのポイント
ポスターを作るときや貼りだすときには、どんな子供が見るか、見てわかりやすいか、すぐに理解できるものか、ということに気をつけます。
ギザギザの形やハートの形の台紙を用意して、みんなで考えて出し合った言葉を書き込むなど、子供達に積極的に関わってもらうといいでしょう。
なにを伝えたいのか、目的をはっきりさせる
まずは「なにを伝えたいのか」をはっきりさせましょう。
チクチク言葉の場合なら、「やめよう」「なくそう」など簡単な言葉でしょうか。
言葉と一緒に、悲しくなる気持ちやイヤな気持ちを表すようなイラストや色・形があるとわかりやすくなりますね。
ふわふわ言葉なら「あたたかくなる」「みんなで言おう」などになるのではないでしょうか。
一緒に、うれしい気持ちを表しているようなイラストや、色と形のものがあるとわかりやすくてよいですね。
ポスターに書くことを整理する
伝えたいことは目立つようにはっきりと、子供が見てわかりやすく必要なことだけを書くようにしましょう。
いちばん伝えたいことは大きく目立つ文字、イラストもわかりやすく目を引くもの、言葉を2・3文字程度でしょうか。
あまり情報を入れすぎると、子供が見たときにわかりにくくなってしまう可能性があります。せっかく作っても、子供達に伝わらなくなってしまうと残念ですね。
配置を決める
子供が見てわかりやすく、なにを伝えたいのかすぐにわかってもらえるように配置を考えます。
チクチク言葉をやめてほしいのか、言われると悲しいという様子がわかりやすいイラストを目立たせるのかなど、いろいろ検討してみましょう。
デザインを決める
言葉からイメージするイラストや、背景の色、文字とフレームの形の組み合わせなどを、子供達に伝わりやすいように決めていきます。
チクチク言葉なら悲しいイメージの配色、もしくは怒っているような配色にするなど、デザインを考えていきましょう。
「チクチク」から連想するトゲのあるイラストや、イラストにトゲや言葉がささっているようなデザインもわかりやすいですね。
ふわふわ言葉なら、やさしい色合いや、水彩タッチのイラストを入れてみる、心が温まるイメージでハートのイラストを入れるなどはどうでしょうか。
「ふわふわ」から連想する、雲やシャボン玉のようなまるいイラスト、笑顔のイラストなどもわかりやすくてよいと思います。
どんなレイアウトだと目立つか、どこに貼るかなどみんなで話し合ってもらうことで、子供達の記憶に残りやすくなりますよ。
チクチク言葉とふわふわ言葉の掲示用ポスター幼稚園・保育園用
具体的なポスター案の提案です。私が作成したものですが、すべてネットにある無料の素材を使用し、Canvaという無料ツールで作成しています。
幼児向けのものは、実際に子どもが登場すること、1点は動物を使用しましたが、かわいいイラストだったので目を引けるかな、と考えてみました。
チクチク言葉とふわふわ言葉の掲示用ポスター小学校用
こちらは児童向けのものです。あまり表情がはっきりした人を使わないように、イメージが膨らむように考えてみました。
表情を出したいものは動物をあえて使うことで、自分の身に置き換えすぎないようにしています。
まとめ
- チクチク言葉とふわふわ言葉は、ポスターでわかりやすくすることで、幼稚園・保育園に通う子供にも伝わりやすい
- 小学校の授業で「チクチク言葉・ふわふわ言葉」に取り組んだときには、子供達の言葉をそのまま使うことも大事
- チクチク言葉とふわふわ言葉をポスターにするときには、無料で使える画像を利用して作ることができる
- ポスターを作るときには「目的をはっきりと」「書くことを整理して」「わかりやすい配置」「デザイン」の4点がポイント
- ポスターを作るときや掲示するときには、子供達にも参加してもらうことで、チクチク言葉とふわふわ言葉の定着を図る
「相手の気持ちを思いやる」という考え方や、相手の立場で考えてみることは、まだまだむずかしい年齢かもしれません。
チクチク言葉とふわふわ言葉は、子供達にはまず言葉として「言われたらイヤだな、うれしいな」と感じてもらえるとよいですね。
ポスターを作って掲示する作業に積極的にかかわってもらうことで、少しずつでも身についてくるのではないでしょうか。