あなたは、チクチク言葉とふわふわ言葉をどのようにして学びますか?
まだ少ないですが、実は子供向けの絵本や本などで、具体的にどんな言葉が該当するのかを紹介しています。
大人向けだと「傷つけない言い方・言い換え方」を解説するといった内容の本が出版されていますよ。
デリケートな部分だからこそ、子供のうちから知っておいて損はないですよね。
気がついたら、「チクチク言葉?」、「ふわふわ言葉?」なんて名がついていて、何だそりゃ!?と放置するのではなく、お子さんと一緒に学んで思いやりを身に付けましょう。
子供向けの絵本・本や大人向けの本など、それぞれ3選ずつ、ご紹介していきますね!!
チクチク言葉とふわふわ言葉が身に付く絵本
子供たちが言葉の意味を知って話すのは最初からではありません。
イントネーションが好きだから、真似をして言ってみたから入って、言葉の意味をあとで知ることが多いと思います。
でも、それでは遅くて、何気ない一言で心を痛める子供も少なくありません。大人も同様です。
絵本は、文字や文章が理解できない小さな子供でも気軽に見ることができます。
何気なく見て自然と身に付けられるといいですよね!!
チクチク言葉とふわふわ言葉を身に付けられる絵本3選は、こちらです。
1.ふわふわとちくちく: ことばえらびえほん
こちらの絵本は、テレビや教育学者としても有名な齋藤 孝さんが監修しています。
どんな言葉がチクチクしていて、ふわふわしていてと、ただ並べるだけでなく、子供の表情を使って表現されていてとてもわかりやすいです。
相手が悲しくならないように、元気にするためにはどうすればよいかが、小さい子供でもわかりやすい内容となっています。
クイズや迷路などもあって、ゲーム感覚で楽しく言葉選びを学ぶことができますよ。
対象年齢は、4歳〜7歳向けとなっています。
2.ことばいいかええほん: ふわふわとちくちく
こちらは、さきほどの①で紹介した絵本の続編にあたります。
①でチクチクとふわふわが、どんな言葉なのかわかりました。
それをふまえて、どんな時にどうやって使えばいいの?という疑問を、こちらの本で紹介しています。
例えば、こんな内容があります。
相手とけんかにならないように、嫌な思いをさせないように、優しく伝えられる内容がつまっていますよ。
対象年齢は、5歳〜9歳向けとなっています。
3.みんなの きもちが わかるかな? おもいやりの絵本
こちらでは、「人の気持ち」をハートちゃん、ギザギザくんというキャラクターで表現しています。
気持ちが目に見えないから、しっかりと言葉にして伝えてみましょうという内容です。
家族、友達、みんなと3つの構成から書かれており、誰とどこにいて、どんな行動をしたら思いやりになるのかがわかりやすくなっています。
言葉だけのチクチク、ふわふわと違い、思いやりのある行動をするとふわふわ言葉が返ってくるという面で学ぶことができます。
いろんな場面で、いろんな人にやさしく思いやりのある行動をすれば、みんなが喜びますね。
私もつい勢いで言ってしまって、相手を傷つけたことがありますが、そういう時は早いうちに謝ることにしています。
時間が経つと言い出しにくくなるし、どんどん悪化してしまいますよね。
思いやりのある優しい言い方、行動をすることで周りの自分への対応も変わります。
自然と身に付けられると、子供も大人も素敵な人になれますね!!
チクチク言葉とふわふわ言葉が学べる本
チクチク言葉とふわふわ言葉は、絵本だけでなく子供向けの本としてもいくつか出版されています。
強制的に読むというよりは、自分から手にとって読めるような本だと身につくのもはないのかなと思います。
学校の図書室など、目に触れられるところに置いてあると興味も持ちやすいですよね。
1.10歳までに身につけたい 自分の気持ちを上手に伝える ことばの魔法図鑑
こちらの本は、チクチク言葉とふわふわ言葉を魔法と置き換えて、どんな時に使うのかが説明されています。
言葉は魔法なので、相手を元気にさせたり、傷つけたりもします。
学校での生活、友達との会話でのコミュニケーション能力を伸ばせば、話すことも楽しくなりますね!!
本のタイトルには10歳までとありますが、親御さんも一緒に読んで学べる内容となっています。
2.「表現力」に差がつく! 12歳までに知っておきたい言い換え図鑑
絵本でもご紹介した齋藤 孝さんが書かれている本です。
絵本とは違い、文章は多いですが、学校での生活、友達との会話で身近にある内容を例として紹介する内容です。
絵本では、チクチク言葉・ふわふわ言葉を単語として学びましたが、この本では、それをふまえて場面ごとに使い方を教えてくれています。
「間違っているよ」と伝えたい時、友達に誘われたけど断りたい時など、相手を傷つけない言い換えを学ぶことができますよ。
この本の他に、「読解力図鑑」、「語彙力図鑑」とシリーズ化されているので、合わせて読んで会話も行動も自然に身につくといいですよね。
3.そうじ当番でふざけている人に「なんでやらないの」!? ほか (あいての気もちを考えて話そう ちくちくことば・ふわふわことば)
本のタイトルから学校生活で身近なことが書かれているなと想像ができますね!
学校生活の中で、給食当番、掃除当番など、当番制のものがあり、週替り、月替りで交代します。
私の子供の頃も、掃除時間に男子が遊び、女子が注意する、まさに本のタイトルと同じことがありました。
すべての男子が、女子がこうではないですが、こんなシチュエーションはどこでもあり、注意してもけんかに発展するケースもあります。
私の時は、結局、言い合いになり先生に報告して、更に男子が注意されるという誰もが想像する結果になりました。
「なんでやらないの?」ではなくて、おそらく「一緒にやろう」「手伝って」と言い換えられていたら、穏やかにできたのかもしれません。
学校生活の中で、友達はすごく大事な存在なので、いろんなタイプのお友達が作れるようにみんなに優しくありたいですね。
チクチク言葉とふわふわ言葉を学びたい大人向けの本
絵本だから、子供が読むとは限らずに、絵本でも大人の癒しだったり、学ぶこともあります。
お子さんと一緒に読むことで、改めて気づかされることもあると思います。
絵本は大人が読んでもいいんです!!
絵本も含め、大人向けだなと感じた本を3選ご紹介しましょう。
1.ちくちくとふわふわ
こちらは、絵本で3歳〜9歳向けなのですが、英語表記もあるので、親子で読むことができたらいいなと思いました。
絵本の中では、ふわふわ言葉を表すフラッフィー、チクチク言葉を表すスパイキーのキャラクターを通して気持ちについて表現されています。
フラッフィーは明るくてふわふわした柔らかい感じ、スパイキーは少し暗くてトゲトゲした感じのキャラクターです。
少し子供には難しいというレビューもあったので、大人目線で理解してお子さんに伝えるのもいいですね!
2、あったか言葉とチクチク言葉
こちらの本は、ふわふわ言葉を「あったか言葉」と表現しています。
内容は、「あったか言葉」の普及を実践する小学校教師たちと子供たちの成長を追った感動のノンフィクションとなっています。
子供たちだけが気をつけることではなくて、大人も一緒に学んで成長できるのではないでしょうか。
大人社会でも、何気ない一言で傷ついている人はたくさんいます。
チクチク言葉を使わない思いやりのある優しい大人になることで、みんなが笑顔になれます。
あったか言葉を使うことを心がけたいですね!!
3、どんな相手も味方になる 感じのよい伝え方
こちらは、チクチク言葉・ふわふわ言葉とは表現していませんが、あらゆる場面で感じのよい伝え方を紹介しています。
大人になると、子供たちよりも更に周りに気を使って言い出せないことが多くなります。
「今言っていいのかな?」「これ言ったら嫌われるかな?」と言い出せずに我慢してしまうことはありませんか?
私は、人よりも周りの視線や気持ちを気にしすぎて、言い出せないことも多くあります。
あとで、「言っておけばよかった」と後悔することもあります。
後悔する前に、周りを傷つけないような優しい言葉でコミュニケーションがとれるといいですよね!!
大人だからこそ、感じることも多いと思うので、色んな場面でこちらの本を役立ててほしいです。
まとめ
- チクチク言葉とふわふわ言葉は絵本や本を通じて学ぶことができる
- チクチク言葉とふわふわ言葉は、子供も大人も身につけたい言葉
- 絵本や本から、言葉だけでなく行動まで学ぶことができる
チクチク言葉、ふわふわ言葉は絵本や本を見たり読んだりすることで、どんな言葉が該当するのか学べます。
これは、子供だけでなく大人にとっても大事な言葉であり、行動でもあります。
どんな環境でも、どんな人に対しても、思いやりのある優しい言葉を使えるようになりたいですね。