「チクチク言葉」とは、いったい誰がいつ頃から言い始めたのか、気になりませんか?
今回は「チクチク言葉の発祥、言葉の一覧、使用例」などをまとめてご紹介します!
私が学生の頃(と言っても、もう30年以上前になりますが)には、「チクチク言葉」は聞いたことがなかったですね。
ですが、うちの小学4年生の子は授業で教わったと言い、学校で学ぶものなのだと知りました。
ここ数年間で出てきた言葉のようですが、いったいいつ頃から広まったのか?しっかりと定義されているものなのか?と、気になりますね。
この記事は、私のような「チクチク言葉って?」と疑問に思っているあなたにお伝えしたい内容です。それでは、見ていきましょう。
チクチク言葉とは?意味と発祥を解説!いつから使われ始めたの?
チクチク言葉は、幼稚園や保育園などの幼児教育の現場から高校のカウンセラーまで、幅広く活用されています。
発祥を調べていくと、携帯電話が普及して子供がSNSなどを簡単に利用できるようになった頃でした。
年代でいうと、2008年~2010年頃に「チクチク言葉」という考え方が広まっていったようなんです。
実際には「チクチク言葉」と、その反対の意味の言葉も考えて、「チクチク言葉は使わないようにしましょう」と教わるんですね。
言葉の意味が理解できるようになるより前の、保育園や幼稚園から「チクチク言葉はダメな言葉」と教えられます。
こちらに、Amazonで買うことができる絵本をご紹介しますね。
対象年齢は3~9歳になっていて、未就学のお子さんには親御さんが読み聞かせ、小学生のお子さんは自分で読めます。
読み聞かせのときには大人も一緒に、自分で読めるようになったら一人で、もしくは大人に聞きながら、「チクチク言葉」について考えることができそうですね。
ほかにもチクチク言葉とふわふわ言葉を学べる絵本や本を、こちらの記事でたくさん紹介しています。
テレビや教育学者としても有名な齋藤 孝さん監修の絵本や、大人が理解を深めるための本など幅広く紹介していますので、きっと世界が広がりますよ!
チクチク言葉一覧
「チクチク言葉」は挙げてみるとキリがないですが、一部をご紹介します。
子供だけではなく、そばにいるお母さん、お父さん、先生達も一緒に気をつけてくれるとうれしいです。
さらにたくさんのチクチク言葉をこちらの記事でまとめております。
「この言葉もチクチク言葉なの!?」と思う意外な言葉や、聞いたことのない言葉が含まれているかもしれませんね。
チクチク言葉の類語、別の言い方
今では「チクチク言葉」という言われ方が主流となりましたが、以前には「トゲトゲ言葉」という言い方もあったようです。
「チクチク」と言うと、針の先や先の尖ったようなもので、ずっと刺され続けるイメージになりますよね。
「チクッ」とすると言うと、同じように針や先の尖ったもので刺すイメージですが、続けてではなく1回だけ、という風に受けとれます。
ですので「チクチク言葉」の類語や別の言い方は、嫌な感じが続く、違和感がずっと残る、イヤミをいつも言うなどが考えられますね。
子供達のチクチク言葉のランキングや一覧を見ていると、「チクチク」どころか「グサグサ・ザクザク」と刺さる言葉ばかり…
コミュニケーションを上手にとるためにも、やっぱりチクチク言葉は使うべきではないですよね。
言われたあともずっと不快感が続き、ふと思い出しても腹が立ったりイヤな気持ちになったりする言葉ばかりですから。
チクチク言葉の反対語、ふわふわ言葉一覧
チクチク言葉の反対語は、「ふわふわ言葉」というのが多く聞かれます。
他には、「キラキラ言葉」「ほんわか言葉」「あったか言葉」などとも言われるようです。
「チクチク」が相手を傷つけイヤな気持ちにさせる言葉なら、反対語は相手をうれしい気持ちにさせ、包み込むような温かい言葉ですね。
さらにたくさんのふわふわ言葉をこちらの記事でまとめております。
ふわふわ言葉は、相手と良いコミュニケーションがとれるようになる、相手がうれしいと思う言葉なんです。
子供達の世界だけではありません。大人になってからでも、仕事を円滑に進めるための大切なコミュニケーションツールです。
ぜひ、相手をうれしい気持ちにさせるふわふわ言葉をたくさん使って、良いコミュニケーションがとれるようになりたいですね。
子供が使ってしまい困っている場合には、辞めさせる3つのコツをこちらの記事で紹介していますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
チクチク言葉は面白い?
チクチク言葉はいけない、ふわふわ言葉を使いましょう、と学校や幼稚園・保育園でも子供へ教えられます。
チクチク言葉は相手を傷つける言葉だから。でも、どうして使うことを面白がるのでしょうか?
理由はいろいろあると思いますが、相手の反応が面白いから、自分が言って面白いから、なのかなと思います。
社会生活は、本音で話がしにくいです。チクチク言葉は、自分の思った感情を相手のことは考えずに、そのまま話している言葉ですね。
ですので、チクチク言葉は「吐き出すとスッキリする」というストレス発散の側面もあるのかもしれない、と思うのです。
言いたいことをガマンするのも、言われて傷つくことをガマンするのも、積もり積もって自分を攻撃してしまう結果になりかねません。
だからと言って、SNSへ悪口を書き込んだり、裏アカで友達や顔も知らない人を傷つけたりしていいわけではありませんよね。
いつでも「チクチク言葉はダメ」ではなく、気を許しあえる関係や家族の中だけでは使ってもいいことにする、というのはどうでしょう。
この言葉を絶対に言ってはいけない、とするのではなく、相手との関係性や気持ちを考えてコミュニケーションをとることが大切です。
場面によっては強い言葉で自分の意思を伝えることが必要なときもあるかもしれません。
言い方や関係性次第では、必ずしも相手を傷つけるわけではない場合もあります。
以下の記事では鬼滅の刃のワンシーンを参考に解説していますので、ぜひ確認してみてくださいね。
感じ方は人それぞれですので「こう言われてイヤだった、悲しかった」と感じたときには、その気持ちも伝え合えるといいですね。
「その言葉はお友達には言わないようにしようね」と伝えられますから。
そして、忘れてほしくないのは、やっぱり誰もが「人に認められたい、ほめられたい」と思っているということ。
「ありがとう」「あなたがいてくれてよかった」と言われて、うれしい気持ちにならない人はいない、ということですね。
まとめ
- チクチク言葉の発祥は、2008年~2010年頃で、携帯電話で子供もSNSを気軽に利用できるようになったため
- チクチク言葉は、相手を傷つけ自信をなくさせる言葉
- チクチク言葉は、小学生と中学生でランキングに違いがある
- チクチク言葉の類語は、トゲトゲ言葉、グサグサ・ザクザクと刺さる言葉
- チクチク言葉の反対語はふわふわ言葉
- チクチク言葉が面白いと思う理由は、相手の反応を面白がるから
相手を傷つけるような「チクチク言葉」では、コミュニケーションがうまく取れず、関係が悪化してしまいます。
相手も自分もやさしい気持ちになれる「ふわふわ言葉」をたくさん使って、良い関係がつくれると良いですね。