会社に勤めていると、人間関係で悩んでしまうことも多いのではないでしょうか。
相手へ話をするときに、ふわふわ言葉を使うことで、良い人間関係を築けるようになっていきますよ♪
チクチク言葉とふわふわ言葉は、正反対の言葉です。
相手を激励したい、もっとよい仕事ができるはず、と思ってかける言葉でも、相手を傷つけていれば、それはチクチク言葉。
話している相手の表情が暗くなったり、目を合わせなくなったりしたら、チクチク言葉を使っているかも?
意識してふわふわ言葉へ言い換えて、相手が「うれしいな、がんばろう!」と思うと、良い人間関係が築けるのではないでしょうか。
この記事を読んで、どんな言葉をかけたらよいか、言い換え方も一緒に考えてもらえるとうれしいです。
チクチク言葉を使う大人はたくさんいる
「チクチク言葉」「ふわふわ言葉」は、学校の授業で習いますので、最近の子供達の中では当たり前の言葉ですね。
しかし、以前はそのような言葉も考え方もなかったように思います。
チクチク言葉は「相手を傷つける言葉、自信をなくさせるような言葉」という意味です。
昔は「反骨精神」などといって、わざと相手を傷つけるようなひどい言葉を使っていた時代もあったんです。
私が小・中学生のころの部活動で、監督から今では考えられないような言葉を投げつけられていました。
当時はイヤな気持ちもありましたが「言われる自分も悪い!負けるか!」と思って強くなったように思います。
しかし今は、子供達の気持ちによりそって、やさしい気持ちになる「ふわふわ言葉」を使いましょうと習います。
「昔はそうじゃなかった、知らない」といってチクチク言葉を使っていても、良い人間関係は築けません。
自分を傷つけるような言葉をかける人と、話をしたい、一緒に仕事をしたいと思う人はいませんから。
それは子供達が過ごす学校であっても、会社などの仕事や付き合いのなかでも同じこと。
同じ話の内容でも、ふわふわ言葉へ言い換えることで、相手が「応援してくれている!がんばろう!」と行動してくれたらどうでしょう。
言った人も言われた相手も、おたがいに優しくてうれしい気持ちになるのではないでしょうか♪
時代の変化とともに、人間関係もそれに対する考え方も、変化させていかなければなりません。
それを「理解できない」という大人や上司が、チクチク言葉を、励ましのつもりや意識せずに使うことが多いように思います。
子供でも、チクチク言葉を使ったらダメだと知っているのに…
大人がお手本を見せられないなんて、なんだか恥ずかしいわね!
チクチク言葉をやめてふわふわ言葉を使うことは大人の人間関係でも大事
「チクチク言葉」とは、相手の心をチクチクと刺すように、傷つける言葉です。
反対に「ふわふわ言葉」は、相手を元気づけたり励ましたり、うれしく優しい気持ちになる言葉。
それは大人になったからといって、相手を傷つけるようなチクチク言葉を使ってよいわけがないのです。
大人だって「ふわふわ言葉」はうれしいし、「チクチク言葉」は聞いたりいわれたくないのです。
例えば、あなたが上司から何かをいわれる場面を想定してみましょう。
あなたなら、どちらの話し方が「うれしいな」「がんばろう」と思えるでしょうか。
①「これじゃダメだ!そんなことも、いちいちいわれないとわからないのか?」
②「自分なりに考えたんだな。もう少しこういう風に直せたら、もっとよくなるぞ。分からなくなったらいつでも聞いて。」
①「だからお前は、仕事が遅いんだよ。いつまでも新人じゃないんだから、しっかりしてくれよ!」
②「いつも頑張っているな。一人で大変ならいつでも助けるから、遠慮しないでいってくれよ。無理しすぎるなよ。」
①「やればできるんだから、最初からやってくれよ。上司の指導のたまものだな!これからも頼むぞ。」
②「すごいじゃないか!いつも頑張っていたのを見ていたから、こっちもうれしいよ!これからも一緒に頑張っていこうな。」
あなたはどう感じたでしょう?①と②で、内容はあまり違いがないように思いますが、どちらの言葉をかけられたいと思いますか?
じつは、私が社会人になって少し慣れてきたころに、いわれたことがあるような言葉を例にしてみました。
「チクチク言葉」は、そのときの感情でいうことが変わるときもあり、相手のことはなにも考えずにぶつける言葉です。
あなたのことを考えずに、自分の感情だけで話すような上司やメンバーとなんて、一緒に仕事をしたくないですね。
コミュニケーションもとれず人間関係は最悪、いつも沈んだ気持ちで怒られないように仕事をしても、よい結果はでません。
反対に「ふわふわ言葉」は相手のことを思って、どんな言葉を使うとよいか考えて話す言葉です。
相手のことをよく考えて話すので、良い人間関係を築くことができ、コミュニケーションも上手くとることができます。
みんながお互いに、相手のことを思いやったふわふわ言葉でコミュニケーションがとれると、とても働きやすいですね♪
大人になってからの、職場や友人などの人間関係は、とても大事!
良い関係が築けるように、まずは自分から「ふわふわ言葉」を意識してみましょう♪
チクチク言葉をふわふわ言葉に言い換えよう
相手を傷つけるようなチクチク言葉を使っていては、コミュニケーションはうまくとれませんね。
コミュニケーションがとれなければ、職場内はギクシャクして良い人間関係は築けず、仕事がしにくくなってしまうかもしれません。
良い人間関係を築くためには、相手を温かくやさしい気持ちにさせる、ふわふわ言葉へ言い換えるようにしましょう。
使い慣れないうちは、言葉を選んだりどういえばよいか考えたりして、気疲れすることや面倒になることもあるかもしれません。
ですが、社内でコミュニケーションがとれていてよい雰囲気の会社は、社外への評判もよくなりますよ♪
感謝の気持ちを伝える
仕事をしていると、自分だけで解決できないことも出てきます。そんなときには、上司や同僚へアドバイスを求めますよね。
きっとあなたに仕事を教えている人も、自分の仕事もあるし忙しいはずです。
そのようなときでも、あなたに仕事を教えるために時間をさいてくれているのです。
「わかりやすくていねいに教えていただき、ありがとうございます。」と感謝の気持ちを伝えましょう。
感謝を伝えられた上司や同僚の方も、きっと温かくうれしい気持ちになるのではないでしょうか。
仕事に対するモチベーションをあげる
ただ「これではダメだ!」といわれても、どこをどうしたらよいのか、そもそもどこがダメなのかわかりませんよね。
注意や指摘をするときにも、悪いところだけをピックアップされると、いわれた相手はイヤな気持ちになるかもしれません。
よいところはほめながら、悪い部分に対しては、少しアドバイスを入れながら話してみるとよいですね。
「この部分はこういう風に考えてみたら、もっとよくなるよ!」「ここはすごくいいね!」
そういわれると、相手は「そんな考え方もあるのか」と気付くことができ、仕事のモチベーションがあがるのではないでしょうか。
接客などでも「こういう対応はすごくよかったよ!」「こういういい方もあったよね」とほめたりアドバイスをしましょう。
自分のことを見てくれる、わかってくれると感じると、自然と表情は明るくなり、モチベーションもあがりますね♪
急に言い換えるのは、少しむずかしいかもしれないわね…
いつでもふわふわ言葉を使って言い換えたり、意識して声に出したりすると身に付きやすいかも♪
まとめ
- 大人の社会でも、チクチク言葉よりふわふわ言葉を使うことで、良い人間関係が築ける
- 大人でも、チクチク言葉は言われたくないし、イヤな気持ちになる、ふわふわ言葉はいわれてうれしくなり、やさしい気持ちにさせる
- チクチク言葉をふわふわ言葉へ言い換えると、よいコミュニケーションがとれるので仕事のモチベーションがあがる
- ふわふわ言葉は、相手のことをよく考えて、思いやりの気持ちからでてくる言葉
いかがだったでしょうか。あなたのモチベーションがあがるのは、チクチク言葉よりふわふわ言葉の方でしたか?
大人になっても、ほめられたり認めてもらえたりすると、うれしいですよね♪あなたも、ふわふわ言葉を意識してみてくださいね。