最近話題のチクチク言葉。
小学校や中学校など、教育の現場で使われることが多いイメージですよね。
しかし、大人になってからも会社やビジネスシーンでチクチク言葉を耳にすることはすくなくありません。
あなたの会社にもチクチク言葉を使っている人はいませんか?
今回はチクチク言葉を使う人の特徴やチクチク言葉が使われることの問題点、チクチク言葉が使われない利点などについて解説していきます。
会社・ビジネスシーンでチクチク言葉を使う人の5つの特徴
あなたの会社にもチクチク言葉を使う人はいませんか?
しかし、みんながみんなチクチク言葉を使うわけではありません。
では、どのようなひとがチクチク言葉を使うのでしょうか。
会社やビジネスシーンでチクチク言葉を使う人の特徴をあげてみました!
相手のことを考えていない
「何も考えていない」というと大げさかもしれませんが、チクチク言葉を使う人は相手のことを考えていない人が多いです。
その言葉を聞いて相手がどう感じるかが分からない・考えていないため簡単にチクチク言葉を使うことができてしまいます。
自己評価が低い
自己評価が低く、常に周囲と自分とを比べている人はチクチク言葉を使うことが多いです。
自分に自信がないため、自分と相手のどちらが「上か」「下か」ということを常に気にしていなければなりません。
そのため、少し気になることがあった時にすぐにマウントをとりにいこうとするため、チクチク言葉を使ってしまうのです。
優越感に浸りたい
「自分が上に立っている」という優越感を感じるために、チクチク言葉を使ってしまいます。
通常のコミュニケーションにおいて対等な人間関係を構築することが難しく、どうしても相手の上に立ちたいと考えてしまうのです。
ストレスをためている
仕事でたまったストレスを、チクチク言葉を使うことによって発散しています。
自分のイライラをコントロールすることができず、他人にチクチク言葉を発するという、いわば八つ当たりの状態です。
嫉妬心が強い
相手に対し嫉妬心が強く、才能を持つ人に対して「うらやましい」という気持ちを持っています。
そのような気持ちが間違った方向に向いてしまい、チクチク言葉を発することに繋がってしまうのです。
会社・ビジネスシーンでチクチク言葉が使われることの何が問題?
生産性が低下する
会社やビジネスシーンでチクチク言葉が使われることの何が問題なのでしょうか?
それは、ずばり生産性が低下すること。
「チクチク言葉で生産性が低下する」なんて言いすぎじゃない?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
チクチク言葉というのは、そもそも「相手のことを考えない」で発せられる言葉です。
つまり、相手を不快な思いにさせたり、傷付けたりしているかどうかを考えていないということですよね。
チクチク言葉が使われている環境では、「言葉が凶器として使われる」ことにつながります。
心理的安全性が保たれず、「自分を守ること」が最優先となってしまうのです。
「お客様のニーズに応えること」よりも、「自分を守ること」が優先されれば、生産性が低下するのは当然といえます。
会社・ビジネスシーンでチクチク言葉が使われない利点
人間関係が良好になり生産性が向上する
では、反対に会社やビジネスシーンでチクチク言葉が使われないときの利点はなんでしょうか?
チクチク言葉が使われないと、会社での人間関係が良好になり、生産性が向上します。
チクチク言葉を使わないということは、「相手のことを考えて」発言するということです。
そのような環境においては、言葉の受け手が余計なことを考える必要なく、安心して相手の言葉を受けとることができます。
自分のことを考えて発せられた言葉を受け取ると、当然こちら側も、相手のことを考えて言葉を発するようになります。
その結果、
「自分のことを考えてくれる」
↓
「相手のことを考える」
↓
「さらに自分のことを考えてくれる」
という正の連鎖がうまれるのです。
このように、チクチク言葉を使わないことで、人間関係が良好になり生産性が向上することにつながります。
会社・ビジネスシーンのチクチク言葉をふわふわ言葉で言い換える例
会社やビジネスシーンで使用されるチクチク言葉。
少しでも使用がなくなれば働きやすい職場環境が整うのではないでしょうか。
会社やビジネスシーンでよく使われるチクチク言葉の言い換えを考えてみました。
- 「ミスがあってダメだ」→「ここを直せばもっと良くなる」
- 「そんなことも考えられないのか」→「それを考えられるようになることを期待しているよ」
- 「なんでこんなことになったんだ」→「こうならないようにするには、あのとき○○すればよかったね」
少しの心がけでできそうなことばかりですね。
会社・ビジネスシーンで使われるチクチク言葉、どこからがパワハラ?
チクチク言葉は、聞く人々を不快にさせ、周囲にさまざまな悪影響を与えます。
度が過ぎればパワハラとして訴えられてもおかしくありません。
以上のように定義されています。
※参考:厚生労働省 明るい職場応援団
これらに全てに該当する状況であれば、チクチク言葉も立派な「パワーハラスメント」になりうるということです。
まとめ
- 職場でチクチク言葉を使う人は、「相手のことを考えていない」「自己評価が低い」「優越感に浸りたい」「ストレスをためている」「嫉妬心が強い」などの特徴がある
- 会社・ビジネスシーンでは、チクチク言葉を使わないことが生産性を上げるといっても過言ではない
- 会社・ビジネスシーンでのチクチク言葉は、ふわふわ言葉に言い換えることを心がけよう
- チクチク言葉は、度が過ぎればパワハラとして訴えられてもおかしくない
今回は、チクチク言葉を使う人の特徴やチクチク言葉が使われることの問題点、チクチク言葉が使われない利点などについて考えてきました。
会社・ビジネスシーンでも「相手のことを考えること」を少しでも心掛ければ、チクチク言葉をなくしていくことができます。
チクチク言葉のない職場環境を整え、毎日楽しく仕事ができるようにしていきましょう!