ちいかわは幼い子も楽しめる作品なので、チクチク言葉との関連性にピンと来ない人も多いかもしれません。
意外にも読者の感想にはチクチク言葉が数多く登場していることがわかりました。
そして、漫画内に登場するキャラクターの発言にもチクチク言葉が使われている場面がありました。
ちいかわ好きの人は、思い当たるキャラクターや場面があるのではないでしょうか?
最初に、この記事にネタバレはありません。
ちいかわを知らない人のために簡単に作品紹介をするなら、小さくて可愛いキャラクター達が不思議な世界で生活する物語です。
危険な労働も友情で乗り越えたりと、可愛い以外の要素がある点も幅広い年齢層に人気がある理由の一つかもしれません。
この記事では、読者の感想や漫画内のどのような場面でチクチク言葉が出てくるのかについてまとめました。
ちいかわに関するチクチク言葉といえばこのポスト(旧ツイート)
引用:X(旧twitter)
これは、友達にちいかわの感想を話したら「オタク」というチクチク言葉を返されてしまったと言う投稿です。
友達にとっての深読みは、陰謀論のように「根拠も無く物事を裏読みすること」というマイナスのイメージがあるようです。
「オタク」というと暗いイメージを持つ人もいますが、最近では「オタクをする」など趣味を表す時にも使われますよね。
時には、特定の分野の知識が豊富なため「専門家」として尊敬される場面もあると思います。
友達にとって、ちいかわは「可愛いだけ」で充分楽しめる作品になっています。
一方、投稿者は「作者の癖(へき)」に触れるほど、可愛い意外の部分に着目して深読みを楽しんでいると思われます。
私も投稿者と同じタイプなので、作者について興味が湧く気持ちがわかります。
この物語を作ってるのはどんな人なのか、なぜその発想に至ったのかについて気になってしまうのです。
作品の楽しみ方や受け取り方は人それぞれの自由ですが、お互いの考え方が違うと衝突してしまうことがあるので、話す相手を選ぶことでチクチク言葉は避けられそうですね。
余談ですが、ちいかわの漫画は毎回1ページずつ更新されるので、とてもサクッと読めてしまいます。
なので、なんとなくサラッと読んだ場合「なんか可愛い」という印象が前面に来てしまうのもわかります。
ちいかわはX(旧Twitter)の専用公式アカウントで最新話を更新していますが、Instagramでは大幅に遅れて更新されています。
Instagramの更新を待てずにX(旧Twitter)へ移行した人も多いのではないでしょうか。
その他のちいかわに関するチクチク言葉エピソード
引用:X(旧twitter)
この投稿に書かれているように、ちいかわのことを「地位が低い」「変わり者」「社会不適合者(社不)」と感じる人がいるようです。
なぜ、「ちいかわ (真っ白なキャラクター)」がそのようなチクチク言葉で表現されてしまうのか、具体的な理由を紹介します。
各チクチク言葉とその理由
1、地位が低い
ちいかわの社会には労働のレベルや資格など、能力の格差があります。
危険な労働や単純作業の仕事で少ない賃金をもらうところから、「地位の低さ」という印象がついたのかもしれません。
2、変わり者
各登場キャラクターの年齢は不明ですが、ちいかわだけ赤ちゃんのような幼さが目立ちます。
周りの子は自立している描写が多いので比較されることにより、幼さという特徴が変わり者に見えてしまうのかもしれません。
3、社会不適合者
ちいかわは内気で泣き虫な性格です。
周りよりも自立できていない印象も強いせいで、社会になじめていないように見えたり、適応能力が低いように感じられるのかもしれません。
ハチワレとの比較
ハチワレはちいかわよりも過酷な生活を送っていますが、常に前向きで健気な印象が強いです。
ちいかわが落ち込んでいる場面では、自分は我慢して気を遣ってくれたり、年上のような振る舞いが多いです。
ちいかわが甘やかされていたり、恵まれてるように見えてしまう理由の一つかもしれません。
ちいかわは作者の理想
漫画の連載が始まる前、ちいかわは不定期に更新されるイラストに登場するキャラクターでした。
引用:X(旧twitter)
幼い子供のように甘やかされて自由奔放に生きたいというのが作者の理想であり、ちいかわのコンセプトになっています。
リアルな社会では我慢の連続なので、何も考えずに感じとったまま無責任にくらしたい気持ち、わかります!
ちいかわが甘やかされていることを強調する為、対比として同りの子が大人びていたり、過酷な描写が多い可能性もありえますね。
ちいかわの漫画にもチクチク言葉が使われている
漫画の中でチクチク言葉が使われていたのはこちらの回の投稿です。
引用:X(旧twitter)
大きい声を出すウサギに対して、モモンガは「あっちいけッ」と言い放ちます。
モモンガは相手を選ばずいつも命令口調だったり、高圧的で強引な部分がある子なのでよくちいかわを泣かせています。
ウサギは鳴き声のような発言が多いので、近くに言葉を話せる子がいない場合は何を発言したかは読者の思考に委ねられます。
ちなみに、ウサギは会話でよく「ハァ?」と言いますが、これはチクチク言葉ではありません。
馬鹿にしたりあおっているのではなく、言葉として他の子たちと意思疎通できています。
ちいかわには、危機的状況や戦闘シーンがあり、敵も出てきます。
敵が発するセリフからもチクチク言葉を探しましたが、そのような発言のシーンは見つけられませんでした。
敵の発言の多くは謎の独り言だったり、ちいかわたちの問いに答えているだけでした。
チクチク言葉を発さない部分もまた、敵について深読みしてしまいそうになります。
まとめ
- 読者によって作品の受取り方が異なり、意見が合わない場合にチクチク言葉が出てしまう
- キャラクターの性格に対してのコメントで、チクチク言葉が使われる事が多い
- 漫画の中にもチクチク言葉は登場するが、発言数は極めて少ない
今回ちいかわとチクチク言葉について調べてみて、1番多くチクチク言葉が使われていると感じたのは「ちいかわの性格」についてのコメントでした。
自分や他者に似ている部分があり、もどかしさやイライラを感じてチクチク言葉を使うことが多いようです。
おそらく、仕事やコミュニケーションなどの場面で、私たちの普段の生活の中に思い当たる描写があったり、漫画に妙なリアルさがあるせいだと思います。
リアルさという点で印象が強く残っているのが、ちいかわとハチワレの友情を描く回です。
相手を気遣う優しさや、迷う気持ち、気まずさ、気恥ずかしさなど、「私も幼い頃にこんなことあったかも」と思えるような空気感が表現されていると感じました。
同じように感じる読者も多いようで、漫画に対するコメントにはちいかわに共感したり、応援したりと、チクチク言葉以外のコメントが多い印象です。
ちいかわに限らず多くの人気作品は、主人公の成長を描き、それを応援する人もいれば、うまくいかない主人公にイライラして耐えられず離脱してしまう人もいます。
多くの人が作品に触れ、人それぞれ感じることが異なるからこそ、チクチク言葉も散見されるのだと思いました。
ただ、読者が深く共感できたり、現実と重ねて考えさせられるというのは「作品の魅力」であり、物語の展開やキャラクターに興味を持ってもらう際に欠かせない要素だと思います。
今はまだ幼くて泣き虫なちいかわですが、友達のおかげで少しずつたくましい姿も見られるようになってきたので、今後の話の展開が気になりますね!
以上、ちいかわに関するチクチク言葉についてご紹介しました。