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チクチク言葉に関する話題

ふわふわ言葉とチクチク言葉を使った詩3選!!子供にも大人にも知ってほしい素敵な詩を紹介

言葉には、心を温かくもする「ふわふわ言葉」と、心に刺さる「チクチク言葉」があります。

使い方次第で、人の心を癒やしたり、逆に傷つけたりする一面をもっているのが言葉です。

この記事では、そんな「ふわふわ言葉」と「チクチク言葉」を使った詩3選を紹介します。

子供から大人まで、言葉の持つ力とその美しさを再発見できる素敵な詩たちを集めました。

感情を豊かにし、考えさせられるこれらの詩は、読む人の心に長く残ることでしょう。

金子みすゞの詩「こだまでしょうか」

金子みすゞの詩「こだまでしょうか」は、言葉の反響とその意味について深く考察した作品です。

この詩は、言葉がこだまのように反響し、最終的には「こだまでしょうか、いいえ、誰でも」とメッセージ性のある結びになっています。

「遊ぼう」っていうと

 「遊ぼう」っていう。

 「馬鹿」っていうと

 「馬鹿」っていう。

 「もう遊ばない」っていうと

 「もう遊ばない」っていう。

  そして、あとで

  さみしくなって、

 「ごめんね」っていうと

 「ごめんね」っていう。

  こだまでしょうか、

  いいえ、誰でも。

引用:致知出版社ホームページ

言葉が持つ力と、言葉を通じて互いに影響を与え合う人々の関係性を表現しています。

金子みすゞは、生前500篇以上の詩を残しましたが、この詩は特に多くの人々に愛されており、知っている方も多いのではないでしょうか。

詩の中で、言葉の投げかけがどのようにして返ってくるか、そしてその言葉がどのようにして私たちの心を形作っていくかを描写しています。

良い言葉も悪い言葉も最終的には発した本人に返ってくるという、言葉のエネルギーと責任についての洞察を提供します。

2011年に発生した東日本大震災の際、この詩は多くの日本人にとって共感と慰めの源となりました。

震災を受けてこの詩が広く共有されたことで、被災された方々への共感や支援の気持ちを新たにした人も多かったようです。

詩は、言葉が持つ慰めや励ましの力、そして人々が互いに寄り添う大切さを改めて思い起こさせる作品となりました。

北原白秋の詩「ひとつのことば」

北原白秋の「ひとつのことば」を読むたびに、言葉が持つ力の大きさに改めて気づかされる詩です。

この詩は、一見平凡な言葉一つ一つが、実は深い意味や大きな影響を持つことを教えてくれます。

「ひとつのことば」 北原白秋

ひとつのことばで けんかして  ひとつのことばで なかなおり

ひとつのことばで 頭がさがり ひとつのことばで 心がいたむ

ひとつのことばで 楽しく笑い ひとつのことばで 泣かされる

ひとつのことばは それぞれに ひとつの心をもっている

きれいなことばは きれいな心  やさしいことばは やさしい心

ひとつのことばを 大切に ひとつのことばを 美しく

自分自身の経験を振り返っても、思いやりのある一言がどれほど心に響き、励まされたか、または逆に軽はずみな言葉がどれほど傷つけることがあるかを思い出させてくれます。

詩を読むことで、私たちは日々のコミュニケーションで使う言葉の選択にもっと気を配るべきだと感じさせられますね。

北原白秋がこの詩で描いているのは、言葉一つに込められた無限の可能性と、その言葉が人々の間でどのように生きるかということです。

私たちに、言葉を通じて人と人との繋がりがいかに深まるか、また言葉が持つ癒やしや力を再認識させてくれる作品と言えます。

自分の言葉が他人にどのような影響を与えるかを常に意識し、より良いコミュニケーションを心がけたいと思わせてくれますね。

高月うみの詩「言葉の魔法」

高月うみさんの詩「言葉の魔法」は、まるで小さな種から花が咲くように、私たちの心の中で言葉が持つ力をたたえています。

言葉一つ一つがどれほど大切であるか、そしてそれが人と人との間の繋がりにおいていかに重要であるかを、優しく強調しています。

言葉には
魔法のようなちからが
こめられている

むずかしい言葉は必要ないさ
かんたんで分かりやすい単語で話しても

君のたいせつな感情は
きっと届くよ

だけど
言葉にしないで

かんがえてくれない
わかってくれない
そう考えるのはいけないことだからね

言葉には
魔法のようなちからが
こめられているから

きっと
君のたいせつな感情は
つたわるよ

引用:高月うみさんのnote

まるで友達との心温まる会話のように、私たちに言葉を通じて感情を伝え、理解し合うことの大切さを教えてくれる詩です。

この美しい詩は、言葉が橋のようになって、私たちの心と心を結びつけるという信念を表しています。

言葉を選び、声に出して伝えることで、私たちは他人と自分の考えや感情を共有し、深い絆を築くことができるのです。

それは、まるで色とりどりの絵の具で絵を描くように、私たちの関係に彩りを加えます。

反対に、言葉を使わないという選択が、人々の間に誤解や隔たりを生む可能性があることも、詩の中で優しく伝えています。

コミュニケーションが途切れたとき、冬の寒空の下で震える花のように、私たちの関係はもろくも凍え始めるのです。

「言葉の魔法」は、沈黙がもたらす冷たい距離感に比べ、言葉を通じて心を開くことのあたたかさと力を強調しています。

日常生活の中でのコミュニケーションのあり方について、私たちに考えさせてくれる詩です。

言葉が持つ力と、その力を使って人々との間に架ける橋の大切さを、心に響くように伝えています。

私たちが日々交わす言葉の価値を改めて認識し、大切にすることの重要性を、やさしく思い出させてくれるのです。

詳細はこちらでご確認いただけます。

まとめ

  • 「こだまでしょうか」は言葉の反響を表現
  • 「ひとつのことば」では言葉が持つ力の大きさを表現
  • 「言葉の魔法」は言葉のシンプルな力を強調

これらの詩は、言葉の選び方がいかに私たちの感情や他人との関係に影響を与えるかを見事に示しています。

「こだまでしょうか」は、言葉のエネルギーとその反響を、「ひとつのことば」は、言葉が持つ力の大きさを、「言葉の魔法」は、シンプルな言葉の力を教えてくれますね。

これらの詩から、日々のコミュニケーションにおける言葉の選び方の重要性を再認識し、より意識的に言葉を選んでいくことの大切さを感じ取ることができます。

言葉一つで人の心を動かすことができるこの魔法を、私たちもうまく使いこなしていきたいものです。

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